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ガーディスト~君ヲ守ル~
第14章 それぞれの道
「…つばき…」


祐司はまっすぐな瞳で、つばきを見つめた。
つばきは見つめられてドキッとする。


「少し…聞いてくれるか?」

「…うん」


つばきはドキドキしながら次の言葉を待った。


「…俺は今はこんな仕事してるけど、つばきたちに出会う前は誰かを本気で守りたいと思わなかった。どこか冷めていたんだ」

「……」

「依頼人を守って死ぬことがあっても、それはそれでいいと思ってた。だけど…」


祐司は切なげにつばきを見た。


「必死に自分の体を探すつばきを、初めて心から守りたいと思った」

「…っ…」


ドクンと、つばきの心臓が波打つ。


「それはボディーガードとしてではなく、一人の男として」

「!」


驚くつばきの頬に、祐司はそっと手を添える。


「俺はお前を守りたい、今もこれからもずっと…」


そう言うと、祐司は愛おしい眼差しでつばきを見つめた。


「…っ…」


つばきの瞳に涙が溢れる。
思ってもみなかった祐司からの告白に胸がいっぱいになる。
そんなつばきの涙を、祐司はそっと指で拭った。


「…なんで泣くんだよ」

「…だって、嬉しくてっ…」


つばきは潤んだ瞳で祐司を見つめると、


「…あたしもずっと、ゆーじのそばにいたいっ…」


祐司の胸に飛び込んだ。



「いやぁ、良かった良かった♪」


パチパチパチパチ


「!?」


突然、拍手と共に乙姫が現れ、祐司とつばきは驚いて固まった。


「2人ともおめでとう」

「しゃ、社長さん…いつからそこに?」


つばきが顔を真っ赤に染めながら質問する。


「ん? 祐司くんが『お前を守りたい』と言ったところからだよ」


ニコニコしながら乙姫は言う。
それを聞いて祐司は更に固まってしまった。


「まぁ、告白を聞くつもりはなかったんだけどね。ちょっとつばきちゃんに頼みたいことがあってさ」

「頼みたいこと…ですか?」


照れながらも聞き返すつばきに、乙姫はあることを告げた。



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