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ガーディスト~君ヲ守ル~
第11章 あなたを守りたい


《やめろ!》



その時、祐司の中で『祐司』の叫び声が響いた。



真っ直ぐにつばきの体に向かっていたナイフは、進路を変え、祐司の右足の太ももに突き刺さった。



「ああああっ!!」


祐司の悲鳴で、直樹の金縛りが解ける。
とっさに直樹は、うずくまる祐司の体を突き飛ばした。


ベッドから転げ落ちる祐司。
右足の太ももにはまだ深くナイフが突き刺さったままだ。


「…くっ…う……」


祐司は苦痛に顔を歪ませながらも、立ち上がろうとする。

直樹はつばきを横抱きにし、急いで部屋を出た。



「白石さん…!?」


廊下では左足を押さえながら壁にもたれかかっている護がいた。


「…あなたも刺されたんですか!?」

「俺のことはいいから…つばきちゃん連れてなるべく遠くへ…!」


立ち止まる直樹に、必死に言い放つ護。


「ありがとうございます…!」


直樹は気になりながらも、廊下を走っていった。
そんな直樹とつばきと、すれ違う圭吾とつぐみ。
「あ…」とつぐみはつばきの姿を見た。


(あの子が、つばきさん?)


「護!」

圭吾は護の元に駆け寄った。
血だらけの姿を見てギョッとする。


「刺されたのか?」

「ああ、ミスった…」


圭吾は上着を脱ぐと、自分のカッターシャツを腕の部分を破り、護の左足の太ももに巻き付けた。


「…わりぃな」

「ああ、お前の給料から引いてもらう」

「マジかよ…」

護は力なく笑った。

「祐司は?」

「中にいる」

圭吾はゆっくりと扉を開けた。


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