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ガーディスト~君ヲ守ル~
第10章 覚醒
「さっきから聞いてりゃ、キモイんだよ!」


今まで黙っていた護が『つばき』の胸倉を掴んだ。


「さっさとつばきちゃんから出ていきやがれ!」


護は今にも殴りそうな勢いだ。


「ハハッ、殴りたいなら殴れば?」


よせ、と圭吾が制する。
悔しいながらも、護は胸倉を離した。


「残念だね、除霊でもしない限りボクを追い出すのはムリだよ?」


『つばき』は涼しい顔で、祐司たちを眺める。



「…お前は俺のそばにいたいんだろう?
それなら、俺にとり憑けばいい」


祐司の突然の言葉に、皆一斉に驚いた。


「俺たちは友達、だろう?」


祐司は確かめるように、『つばき』に話しかけた。


「…ボクが…祐司くんに?」


『つばき』の表情が緩む。


「ボクが…祐司くんを支配できる…身も心も…」

「…あぁ」

「夢みたいだ…ゾクゾクする」


『つばき』はうっとりと祐司を見つめた。



「いや…そんなの嫌だよ…ゆーじ…」


"つばき"は祐司を不安げに見つめる。
祐司は『心配するな』とでも言ってるかのように、つばきに微笑んだ。



「…いいよ、その話乗ってあげる。だけど…」


『つばき』は突然ベッドから降りた。
そして祐司たちの間をすり抜け、ドアの前に立つ。


「何をする気だ?」


『つばき』はニヤリと笑った。



「この女は殺す」



そう言い残して、『つばき』は扉を開けて走り出した。


「…っ!」


油断した、とすぐさま祐司も走り出す。
圭吾、護、つばきもその後を追った。



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