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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬

「外を散歩するよ。」
何から何までハルトにお任せだった。
イルミネーションで飾られた木々の下を歩く。
スリットが歩きづらいので遅れて歩いていると、
ハルトが合わせて手をつないでくれる。
「乗るなら夜の方が綺麗だと思ってね。」
観覧車の列に到着してハルトに言われた。
「えっ…
興味ないのかと思ってました。」
「乗ったことないし興味あったよ。
あちこちライトアップされてからの方が綺麗だと思ってね。」
そこまで考えているとは思わず、食事中も目の前で見ていて乗りたいと言えずにいたのだ。
「ルリも乗りたそうにしてたでしょ?」
「はい、気づいてました?」
「なんとなくソワソワしてるよに見えたから。」
「そうですか…」
閉園間際の行列にすぐ後ろで終了の看板が立つ。
「間に合って良かったね。」
小さなことも嬉しかった。
ハルトも今回は静かに列で待っていた。
「しかし大きいね。」
確かに景色として見るのと、自分たちが乗るとして見るのでは大きさが違う。
順番が来るまで、イルミネーションの種類が何種類あるか、一周どのくらいあるかなどと見ていた。
何から何までハルトにお任せだった。
イルミネーションで飾られた木々の下を歩く。
スリットが歩きづらいので遅れて歩いていると、
ハルトが合わせて手をつないでくれる。
「乗るなら夜の方が綺麗だと思ってね。」
観覧車の列に到着してハルトに言われた。
「えっ…
興味ないのかと思ってました。」
「乗ったことないし興味あったよ。
あちこちライトアップされてからの方が綺麗だと思ってね。」
そこまで考えているとは思わず、食事中も目の前で見ていて乗りたいと言えずにいたのだ。
「ルリも乗りたそうにしてたでしょ?」
「はい、気づいてました?」
「なんとなくソワソワしてるよに見えたから。」
「そうですか…」
閉園間際の行列にすぐ後ろで終了の看板が立つ。
「間に合って良かったね。」
小さなことも嬉しかった。
ハルトも今回は静かに列で待っていた。
「しかし大きいね。」
確かに景色として見るのと、自分たちが乗るとして見るのでは大きさが違う。
順番が来るまで、イルミネーションの種類が何種類あるか、一周どのくらいあるかなどと見ていた。

