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Love adventure
第62章 熱愛宣言・略奪宣言

「……非難されても、沢山の人を傷つけたとしても、そして自分が傷ついても、この思いを偽りたくないんです」
前を見据え、澄んだ声で淀みなく語る西本祐樹の表情を、カメラが全国の視聴者に向け映し出す。
「……西君~ショック~」
「不倫でしょ?」
「サイテー」
「マジか……」
スタジオ中に様々な呟きが広がる。
ヤモリが立ち上がり人差し指を口の前に当てると、途端に静まり皆は再び西本に注目した。
「俺は自分のしている事を正当化するつもりはありません。
結婚している人だから好きになったんじゃなく、不倫をしたかったのでもありません。
ただ、俺にとっての、世界中でたったひとりの人を見つけてしまっただけです」
「――!」
ほなみの瞳から涙が溢れた。
浜田はそっとハンカチを差し出す。
前を見据え、澄んだ声で淀みなく語る西本祐樹の表情を、カメラが全国の視聴者に向け映し出す。
「……西君~ショック~」
「不倫でしょ?」
「サイテー」
「マジか……」
スタジオ中に様々な呟きが広がる。
ヤモリが立ち上がり人差し指を口の前に当てると、途端に静まり皆は再び西本に注目した。
「俺は自分のしている事を正当化するつもりはありません。
結婚している人だから好きになったんじゃなく、不倫をしたかったのでもありません。
ただ、俺にとっての、世界中でたったひとりの人を見つけてしまっただけです」
「――!」
ほなみの瞳から涙が溢れた。
浜田はそっとハンカチを差し出す。

