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あなたと×××
第6章 *あなたとバレンタイン*
部屋に入ると後から後から涙が溢れだし、彼の胸にすがってしまった。

背中をさすってくれる鳴海君の手が暖かい。


「…いで」

「え?」

「きら、いにならないで…ッ…」


やっと出た言葉は子供のような我が儘。
でもそれはずっと隠していた私の本心だった。




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