この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第9章 変態王子様の奮闘
 

「あんた……納豆なくなった口の中で、俺を道具にして、色々試してたんだぞ? 彼氏の名前呼びながら、"このキスでは引き留められないの"、"コレなら好きでいてくれる?"とか。俺に催眠術かけるように好き好き言いながら、ずっとキスをしてたんだよ。おかげで俺、次の日唇タラコだったよ!!」


 ……あの頃のあたしは、学習意欲に燃えていた。

 とにかく体を繋ぐ以前の段階のもので繋ぎ止めておけるようにと、裏で一生懸命練習していたのだ。……練習台は果物がほとんどだったけど。



「だ、だけど……小学生に射精ってできるの!?」

「射精!? そんな卑猥な単語平気で口にするなよ、女だろうが!!」


 その卑猥な単語を繰り返すモモちゃんは、半泣きだった。



「じゃ、じゃあなんといえば? 小さいあんたのさらに小さい息子さんから、白く濁った液体がぴゅっと出てきましたかとか……」

「黙れよ、本気に黙ってくれよ!! 俺を蒸発させたいのか!? カライキだよ、ぴゅっなんて出て来ないよ、まだ声変わりにもなっていないんだから」


 ……自分で言うのならいいらしい。

 確かに、真っ赤な顔でそんなことを言われたら、あたしだって……。


「今さら恥じらうなよっ!! 恥ずかしいのは俺なんだぞ!? 大体あんた――っ」


 そしてモモちゃんは、目を大きくさせて後ずさる。


「なになになになに!?」


 本物の怨霊登場!?


「それ……まさか、"トケルミズギ"!? あんた、ナツ秘蔵のアレを、俺相手に着てきたのか!?」


「わからない、意味が。なによそのトケルミズギ……ん? 溶ける、水着?」


 そしてあたしは自分の体を見た。



「うぎゃああああああ!!」


 今まであった水着が、どろどろと白く溶けていた。

 ……上も、下も。


 なんでなんでなんで!?

/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ