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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
「サヨン、俺はお前に余計な苦労をさせたくなかった。お前が今まで労働などろくにしたことがなかったのを俺はよく知っている。髪飾りを俺の手首に結んでくれたときのお前の手は、こんなに荒れてはいなかった。刺繍を町で売りたいとお前が言い出した時、反対したのは、そういう理由もあった」
 綺麗なサヨンの手を汚したくなかったんだ。
 最後の呟きは、囁くように落とされた。
「刺繍くらいで手は荒れないわ」
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