この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第29章  入内

「…ところで、范玲利さまのことなのですが…」

呂栢が切り出したのは、玉蘭が三つ目の小籠包に手を伸ばしたときだった。

「そうよ、玲利さま!! もう都にお戻りになった? 後宮に来てもらえる? 早く会いたい!!」

「いえ…残念ながら、まだ都においでではありません。しかし先日、貴人身分の返上手続きが滞りなく済み、北陸県を発たれたとの知らせがございました。今月中には都に到着なされましょう」

「そう…今月……」

玉蘭の心は湧き立った。玲利には話したいことがたくさんある。

「そこで、琳夫人さまにはお願いしたい儀がございます」




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ