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~散花~
第29章  入内

「でもこれ…わたしこんなに食べきれない…」

不安げに眉を寄せると、呂栢にしては珍しく失笑した。

「お好きなものをお好きなだけ召し上がればよろしいのです。帝もそのようにしてお手を付けられたあと、こうして琳夫人さまに下賜なされたのですから」

「けれど、わたしが食べきれなくて残った料理はどうなるの? 捨ててしまうの?」

庶民育ちらしい、まっとうな懸念だ。

「それは、琳夫人さまがさらに下位の者を指名しお下げ渡しになればよいのです」

そうして次から次へ御膳は下げ渡されていく。

「じゃあ、あまり欲張って食べ過ぎてもいけないのね。後の人たちが食べる分が少なくなってしまうもの」

玉蘭はわくわくしながら料理の前に座った。




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