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父に刻印された身体
第8章 父に火を灯した最初の誘惑
そのあまりに過敏な蕾のすぐ皮膚一枚の距離に、父の生の指がかすかに触れて——いや、あやうく触れそうで——熱を感じるほど届きそうで——決して、届かない。
私はそんな背徳的な空想に全身を浸しながら、ただ静かに父の手つきへ身を委ねていた。
内腿を滑る感触が、時折かすかに秘裂のすぐ際をかすめそうになる。けれど、父の手が境界線を越えてそれ以上深く踏み込んでくることはなく、濃密な愛撫のような洗浄の時間は静かに終わりを迎えた。
「……前は……自分で……洗えるな……?」
どこか息を弾ませた父の問いかけに、私は言葉を挟むこともできず、ただ小さく頷いてみせた。
父の手が身体からすうっと離れていく。
快楽の余韻で膝に全く力が入らない私は、濡れた壁にすがるように手をつき、浮ついた体を支えながらようやく浴室の低い椅子へと腰を下ろした。
「……お湯、流すぞ」
「……うん……お願い……」
父が手に取ったシャワーヘッドから、心地よいぬるま湯が勢いよく噴き出す。肌にへばりついていた濃密な泡が、うなじから肩、腕、そして無防備な背中を伝って、白く溶け落ちていった。
充満する熱い湯気が密室をぼんやりと覆い隠し、視界のすべてが滲んでいく。私は微かに震える右手を伸ばし、水滴で白く曇った鏡の表面を横にひと撫でする。
結露が拭われた小さな四角い透明な隙間に、私の背後に立ち、静かにシャワーを当ててくれている父の全身が映し出された。
私はそんな背徳的な空想に全身を浸しながら、ただ静かに父の手つきへ身を委ねていた。
内腿を滑る感触が、時折かすかに秘裂のすぐ際をかすめそうになる。けれど、父の手が境界線を越えてそれ以上深く踏み込んでくることはなく、濃密な愛撫のような洗浄の時間は静かに終わりを迎えた。
「……前は……自分で……洗えるな……?」
どこか息を弾ませた父の問いかけに、私は言葉を挟むこともできず、ただ小さく頷いてみせた。
父の手が身体からすうっと離れていく。
快楽の余韻で膝に全く力が入らない私は、濡れた壁にすがるように手をつき、浮ついた体を支えながらようやく浴室の低い椅子へと腰を下ろした。
「……お湯、流すぞ」
「……うん……お願い……」
父が手に取ったシャワーヘッドから、心地よいぬるま湯が勢いよく噴き出す。肌にへばりついていた濃密な泡が、うなじから肩、腕、そして無防備な背中を伝って、白く溶け落ちていった。
充満する熱い湯気が密室をぼんやりと覆い隠し、視界のすべてが滲んでいく。私は微かに震える右手を伸ばし、水滴で白く曇った鏡の表面を横にひと撫でする。
結露が拭われた小さな四角い透明な隙間に、私の背後に立ち、静かにシャワーを当ててくれている父の全身が映し出された。

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