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留美のこと
第1章 出会い
また返信メッセージがある、と俺は思った。
最近Xでつぶやくと(つぶやく内容は日常に起きた事でたいした事ではない)、sakiというHNからよく返信メッセージがつくようになった。
そもそもXでつぶやくのはせいぜい2日に1回程度。日常に起こった事を多少面白おかしくつぶやいているが、当然それほど反響があるわけでもなく、フォロワーも50人程度だ。

このsakiというHNはつぶやいている内容やHN名から女性ではあるとは思うが、ネットであるし実際は男性かもしれない。内容は日常+少しエロスで多少裏垢チックではあった。もちろん女性であるにしても年齢や職業は全く分からない。

ある時夕暮れの飛鳥山公園でセブンイレブンのコーヒーを飲むつぶやきをした時に、このsakiからの返信で「ご自宅の近くですか?」という返信があった。
ある程度やりとりしてるsakiなら別に構わないが(おおまかな情報であるし)、他の人にどの辺りに住んでいるかを知られたくはないのでsakiにはDMで「まあまあ近くです」と返事した。
するとsakiからはすぐ返信の礼と「今後はDMもしていいですか?」というメッセージが届いたので「勿論です」と返し、それからよくsakiからDMが届くようになった。

DMの内容はほとんど他愛ないものだったが、ある時急にバストショットの写真とメッセージが送られてきた。
「これが私です」というメッセージと共に簡単な自己紹介が書いてあった。
それによると名前は留美、身長は160センチほどで25歳、実家暮らしで公共図書館で非正規の仕事をしているとの事だった。
写真にはやや小太りの女性が映っていた。美人ではないが不美人とまでは言えない顔立ちで、見た目はほぼ年齢通り。胸はそれなりにありそうだった。
意図が良くわからず「写真ありがとう」と無難な返信をしたが、「私が美人じゃないからそっけないんですか?」と返され、そんな事はない、それなら一度会ってみようという事になった。
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