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月曜日の処方箋
第8章 ローター…?

上半身と下半身を隔てていた青いカーテンが半分ほどスッと開けられる。

「これがね、その電動の器具だよ」

加藤が優しく見せてくれたのは、先端が少し丸っこい、シルバーの金属製で小さめのローターのような形をした器具だった。
スイッチが入っているのか、手元から「ジィーー……」という微かなモーターの振動音が小さく響いている。

針のような怖さや、冷たくて硬いクスコのような痛みはなさそうだと分かり、陽菜は胸をなでお下ろし、こわばった表情のまま小さくうなずいた。

「よかった。じゃあ、今からその腫れているところにそっと当ててみるからね。もし万が一、痛みがあったりしたらすぐ教えてね」

「……はい」

言われるがまま、再び身体の力を抜き、目を閉じる。

微かな超音波の駆動音が響く中、加藤の慎重な手つきによって、その丸っこい金属の先端が、ひりついた下腹部の粘膜――敏感に濡れたクリトリスのすぐそばへと、そっとあてがわれた。

――ビクッ……!!

「ひゃっ……!ん、あぁっ……!」

痛みこそ本当に一切なかったものの、金属の心地よい冷たさと、微弱ながらも直接神経を揺さぶるような激しい振動が、一番敏感な場所にダイレクトに伝わってきた。

想定していなかったあまりの強烈な快感とこそばゆさに、陽菜の腰がベッドから跳ね上がり、思わず甘い喘ぎ声が診察室に響き渡る。

「おっと……どうしたの、痛かったかな?」

慌てたように加藤の手が動き、器具がスッと肌から離された。心臓がバクバクと狂ったように鳴り響き、陽菜は真っ赤に染まった顔を両手で覆い、荒い息を整える。
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