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監禁願望の女
第2章 黒いリボン
男がリボンを手繰るたび、二人の距離が急に縮まっていく。これまで頭の中にしかなかった願望が、男の手から伝わる力となり、ニットの上を滑る艶やかな感触となって、弥生の体へ巻きついてきた。ロックされたドアの向こうには、先ほどまで彼女が歩いていた駐車場がある。それなのに、車内はすでに外の世界から切り離されたように感じられた。
弥生は、それらを受け止めるだけで精いっぱいだった。受け入れたと認めることもできず、拒むことも選ばないまま、黒いリボンが一周するたびに失われていく自由を、固くした体で感じ続けていた。
そして弥生は、柔らかなリボンで両手首を背後に縛られた途端、肩からふっと力が抜けた。
男が両手首を束ねたリボンの端を背後へ引くと、力の抜けた弥生の体は、そのまま背中から男の胸へ倒れ込んだ。
男はジャケットのポケットから一枚の紙を取り出し、弥生の目の前に掲げた。紙の上部には「誓約書」と書かれ、その下にいくつかの条文が並んでいた。
弥生は目を見開き、荒い息の合間に尋ねた。
「これは何ですか?」
「まずは目を通してくれ。内容に問題がなければ、そのまま声に出して読んでくれ」
男が紙を掲げたまま、弥生はそこに記された条文へゆっくりと目を通し、小さく頷いた。
男は弥生が頷いたのを確認すると、スマホを取り出し、画面の録音ボタンを押した。
そして弥生は震える声で、文章を声に出して読み始めた。
弥生は、それらを受け止めるだけで精いっぱいだった。受け入れたと認めることもできず、拒むことも選ばないまま、黒いリボンが一周するたびに失われていく自由を、固くした体で感じ続けていた。
そして弥生は、柔らかなリボンで両手首を背後に縛られた途端、肩からふっと力が抜けた。
男が両手首を束ねたリボンの端を背後へ引くと、力の抜けた弥生の体は、そのまま背中から男の胸へ倒れ込んだ。
男はジャケットのポケットから一枚の紙を取り出し、弥生の目の前に掲げた。紙の上部には「誓約書」と書かれ、その下にいくつかの条文が並んでいた。
弥生は目を見開き、荒い息の合間に尋ねた。
「これは何ですか?」
「まずは目を通してくれ。内容に問題がなければ、そのまま声に出して読んでくれ」
男が紙を掲げたまま、弥生はそこに記された条文へゆっくりと目を通し、小さく頷いた。
男は弥生が頷いたのを確認すると、スマホを取り出し、画面の録音ボタンを押した。
そして弥生は震える声で、文章を声に出して読み始めた。

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