この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パートタイマーの淫乱人妻・美香~主婦の仮面を脱ぐ午後
第1章 告白
十一月、私の肌に触れる風がにわかに冷たさを帯びる頃、私は四十五回目の誕生日を迎えた。
二年前、長年勤めた職場を円満に退職し、すぐに新しいパート先を見つけたのは、ただ退屈から逃れたいためだったのかもしれません。そこで出会った十五歳年下の彼――中野亮介との間に起きたことは、今でも私だけの小さくて重い秘密として、胸の奥に仕舞われています。
十五歳も年下の彼――。
彼が私に向ける視線に、密かに寄せる好意の色彩が混ざっていることには、とうに気づいていた。まだ純粋な彼の心を、大人の気まぐれで弄ぶのは可哀そう、と最初は自分に言い聞かせていた。けれど、それは欺瞞に過ぎなかった。本当は、私自身が自分の渇きに素直になりたかっただけです。
週に二回、パートのシフトが重なる日。職場の扉を開け、白衣姿の彼が視界に飛び込んでくるだけで、私の胸の奥はトクトクと不規則な鐘を鳴らし、耳の裏までがカッと熱くなる。彼に会える、ただそれだけの理由で、世界が急に鮮やかな色を帯びる。だから、最後に一線を越える糸を引いたのは、他でもない私の方でした。
彼はまだ、何の色にも染まっていない独身。誰と恋愛しようが、どこへ行こうが自由。その境界線のない世界が、眩しくて、そしてひどく羨ましかった。整った目鼻立ちの奥に見せる、時折はにかんだような幼い笑顔。それは私の内に宿る母性本能を激しく揺さぶる、抱きしめたくなるような愛らしさに満ちていた。
自由な彼を見つめていると、「主婦」という見えない壁で囲まれた自分の息苦しさが、いっそう際立って感じられた。毎日、判で押したように繰り返される家事と、報われない貞淑さ。生真面目に主婦を演じ続けることに、私は心底、疲れ果てていました。そして、過去にも体験した「不倫」という背徳感がもたらす刺激的な場所へと誘惑されるのは時間の問題でした。
二年前、長年勤めた職場を円満に退職し、すぐに新しいパート先を見つけたのは、ただ退屈から逃れたいためだったのかもしれません。そこで出会った十五歳年下の彼――中野亮介との間に起きたことは、今でも私だけの小さくて重い秘密として、胸の奥に仕舞われています。
十五歳も年下の彼――。
彼が私に向ける視線に、密かに寄せる好意の色彩が混ざっていることには、とうに気づいていた。まだ純粋な彼の心を、大人の気まぐれで弄ぶのは可哀そう、と最初は自分に言い聞かせていた。けれど、それは欺瞞に過ぎなかった。本当は、私自身が自分の渇きに素直になりたかっただけです。
週に二回、パートのシフトが重なる日。職場の扉を開け、白衣姿の彼が視界に飛び込んでくるだけで、私の胸の奥はトクトクと不規則な鐘を鳴らし、耳の裏までがカッと熱くなる。彼に会える、ただそれだけの理由で、世界が急に鮮やかな色を帯びる。だから、最後に一線を越える糸を引いたのは、他でもない私の方でした。
彼はまだ、何の色にも染まっていない独身。誰と恋愛しようが、どこへ行こうが自由。その境界線のない世界が、眩しくて、そしてひどく羨ましかった。整った目鼻立ちの奥に見せる、時折はにかんだような幼い笑顔。それは私の内に宿る母性本能を激しく揺さぶる、抱きしめたくなるような愛らしさに満ちていた。
自由な彼を見つめていると、「主婦」という見えない壁で囲まれた自分の息苦しさが、いっそう際立って感じられた。毎日、判で押したように繰り返される家事と、報われない貞淑さ。生真面目に主婦を演じ続けることに、私は心底、疲れ果てていました。そして、過去にも体験した「不倫」という背徳感がもたらす刺激的な場所へと誘惑されるのは時間の問題でした。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


