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摩耗
第1章 摩耗
時々歯を立てて甘噛みをする。

「はぁぁっ...くぁっ......!」

日向の声が震える。

上体の中心に相手の責めを直接感じる。体の最前部に食らい付かれてどんどん追い詰められてゆく。

「んは、っ......ふぅぅ......!」

「んんんっ...!むぅぁぁっ......!?」

どちらが決壊してもおかしくない状況であったが、明らかに形勢が傾く。乳越しに悲鳴を漏らしたのは若葉だった。
口を使う若葉と比べて、両手を使う日向は責められる箇所が多い。日向の方が与えられる刺激の量で上回っている。

日向は身を乗り出す。足元から額に至るまで、全身で目の前の女の体を押し返す。
捕らえた標的を指先で執拗に弾ませる。その硬い感触に慣れて何も感じなくなってきた頃、手元が突然振動し始める。

「あぁぁぁぁっ......!!んぁぁぁ......!」

若葉は日向の体からはみ出し、声を上げながら痙攣する。相手の胸から口を離しているため、今回の悲鳴ははっきりと響く。

目の前の女の肩にしがみつき、胸を膨らませては縮めて息を宥める若葉を見下ろす日向。 
捕まえたまま離さずにいる乳の先端を再び歪ませる。

若葉の体が微かに動く。緩んだ体を追い討ちされては反応せざるを得ない。
相手の胸に顔を埋め、口を開いて先程と同じ箇所に吸い付く。
両肩にやっていた手を下ろして胸部の真横に移す。竪琴を掻き鳴らすように肋骨を下から一本ずつなぞってゆく。

「......んっ、はぁっ......く......」

落ち着かなくなって体を小さくひねる日向。思わず漏らす吐息、その吐息を起こす肺の外壁を責められる。自らの呼吸に合わせて肉の薄い箇所が形を変える。相手の指はそれを確かめるように撫でてくる。

若葉は次第に歯を立てて、乳首や乳輪を積極的に襲い始める。立ち上がった乳首を歯の上で転がす。歯の先端を乳輪に当て、自分の歯の形を覚えさせるかのようにしつこく触れてゆく。

「あぁぁっ......あっ、あっ...!」

上体で受け止めた快感に日向はつい声を上げる。
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