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美香・透明な婚姻
第11章 最後の夜
彼は私の背中に回した手で、ブラジャーのホックを外した。パチッと小さな音が響き、カップがふわっと浮き上がる。肩紐を滑らせ、繊細なレースを押し下げられると、そこから解放された乳房がプルンと零れ落ちた。妙に淫靡な色を帯びた乳輪の中央で、茶褐色の突起はすでに固く尖っている。

「じゃあ、パンティも……」

「その前に……」

彼はすぐに下着には手をかけず、私の細いウェストを掴み、白く滑らかな太ももに唇を寄せた。ふとももの柔らかさを愉しむように愛撫してくる。すべすべとした肌は吸い付くようで、もちもちとした柔らかな質感がたまらなく心地よいのだろう。彼はパンティ越しに、尻肉の割れ目に鼻先を埋めて深く息を吸い込む。さらに私の足を左右に広げさせ、今度は秘部のあたりへと顔を押し当ててきた。

そこからは、すでに男の理性を狂わせるほどの、濃厚な雌の匂いが漂っている。腰骨のあたりから指を差し込まれ、豊潤な臀部の曲線に沿ってパンティを引き下げられていく。布地が丸まりながら滑り落ち、豊かな臀部が露わになる。下着を完全に引き抜く瞬間、股布が股間を離れると、そこから溢れ出た愛液が、きらきらと粘り気のある蜜の糸を引いた。

身体を翻して彼に寄り添い、首へと手足を絡める。綺麗な形の乳房がかすかに揺れ、丁寧に整えられた恥毛が彼の脛に触れて、もぞもぞとした擽ったい快感が伝わっていく。彼は、私のツンと上を向いた乳首の甘い突起に唇を寄せ、思い切り吸い上げた。無数の皺が重なり合う薄赤色の尖端に唾液を滴らせ、それをまた自らの唇でせわしなく吸い取る。

「義姉さんの身体、本当に綺麗だ。感動するよ……」

「そうかしら。そう見えるだけよ」

「ねえ、義姉さん……今、付き合っている男がいるの?」

「なんでそんなこと気にするの? 内緒よ」

「教えてよ。こんなに綺麗な身体を見ていたら、別の男に抱かれている気がするんだ」

秀隆くんの執拗な問いに、私は少し躊躇したあと、ぽつりと溢した。

「秀くんに言っても仕方ないことだから黙っていたけれど、彼氏、いるわよ。詳しい話は由衣から聞いて」

「やっぱりそうなんだ。それで身体の相性はどうなの? 満足してる?」

「まあまあね……」

私の瞳の奥に、ふっと暗い影がよぎった。

「あなたとは違うわ。こんなこと言っても何にもならないけれど……」
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