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ウイングの徒然草
第6章 人間の目は必要
この四、五日のあいだ、KDPの設定を整えながら過ごしておりましたが、思うように反映されず、心が落ち着かない日が続きました。

KDP (Kindle Direct Publishing)では、カテゴリや検索ワードの反映が、まずAIによる自動処理で行われる仕組みになっています。そのため、こちらが設定した内容が正しく届いているのかどうか、しばらく分からないまま静かに時間だけが過ぎていきます。

AIに悪意があるわけではありません。それでも、丁寧に整えた設定が放置されているように見えると、どうしても気持ちは波立ちます。「なぜ動かないのだろう」と思い続けるうちに、疲れというより、少し怒りに近い感情が胸の奥に積もっていきました。

作品を大切に思っているからこそ生まれる感情だと頭では分かっていても、素直に受け止められるほど心は器用ではありません。思いを込めた分だけ、反応のない静けさが重く感じられるものです。

そんな折、こちらから問い合わせをし、KDPのカスタマーサービスから「担当部署で調査します」との連絡をいただきました。そこには、AIではなく“人間の目”が入るという安心がありました。その一言だけで、胸のつかえが少し軽くなったように思います。

無料の小さなサイトで綴っている「徒然草」は、私にとって静かに呼吸できる場所です。そこにはAIによる分類も順位もなく、ただ文章を置き、読んでくださる方がいれば、それだけで十分です。

こうして思うと、やはり「人の目」は必要なのだと感じます。AIの処理ではなく、読んでくださる方のまなざしがあるだけで、創作は驚くほど軽くなるものです。

今日もまた、静かな気持ちで一文を置いていきます。
風に乗せるように、そっと。
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