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泡姫の純愛
第1章 泡姫の純愛
 1

「ねぇ、最初にミント液でさぁ…」

「え?」

 始めの一回戦を終え、ベッドでまったりと幸福感に浸っていると…
 彼女、めいちゃんが、お風呂の準備をしながら話してきた。

「ミント液を含んで……をするでしょう?」

「あ、うん、アレ、スースーして好きなんだ」

「え、そう、好きなんだぁ?」

「うん、大好き…特にめいちゃんのフェラは絶品だから、堪らないんだよ」

「あら、嬉しい…」
 と、めいちゃんは満面の笑みを浮かべて、呟く。

「うん、でもねぇ、アレにはさぁ…」

「え?」

「消毒と、病気の確認の意味があるのよ」

「え、そうなんだ」

「うん」

「あ、でもさぁ、消毒の意味はなんとなく分かるけどぉ、病気って?」

 このめいちゃんは『泡姫』
 いわゆるソープ嬢。

『泡風呂』と呼ばれる『ソープランド』という風俗のキャストである――
 
 このソープランドは、世間的でいうところの『高級店』であり…
 120分で総額8万円の高級泡風呂店――

 そして高級店であるが由縁に…
 泡姫、キャストさん達は、皆、若くて、美人で、可愛くて…
 お店側からの指導、教育、躾も厳しいらしく…
 本当に、お客であるオレ達男の心のツボと、快感を巧みに掴み…
 心をくすぐり、魅了してくれるのだ。

 だからオレは、こんな高級ソープランドに、そして、このめいちゃんに、すっかり惚れ、心酔してしまい…
 純愛といえる程に、傾倒し、いや、昏倒してしまっていた。

 だから、そんな怪しい純愛が故に、違う意味で…
 心の一線を、なんとかギリギリ、辛うじて保っている状態であった――

「うんとねぇ、病気ってのはねぇ…
 つまり性病の確認みたいな感じかなぁ…」

「え、性病の確認?」


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