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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第102章 若き脅迫者
しかし、それでも澪は必死に声を振り絞って抵抗を続けた。
「お願い……やめて……っ、私は、人妻なの……。愛する夫がいるのよ。だから、キスだけは、それだけは絶対にダメ……っ」
涙を流しながら、必死に自分の立場と夫の存在を訴えかけ、時雨崎の理性に縋ろうとする澪。だが、そんな彼女の涙ながらの訴えに対して、時雨崎は冷酷で嘲るような笑みを浮かべ、決定的な一言を突きつけた。
「人妻? 夫がいる?……何言ってるんですか。あの夜、一晩中たくさんの他の男たちとセックスしていたのはどこの誰ですか? 今さら貞淑な妻のフリなんてしないでくださいよ」
その瞬間、澪は全身の力が抜けていくような深い衝撃を覚えた。あの懇親会の夜、自分が神楽坂やあのプロジェクトメンバーの3人の男たちにいいように弄ばれ、一晩中肉体を蹂躙され尽くしていたという動かしがたい事実。さらには、時雨崎に胸を貪られ、イラマチオやフェラチオをさせられた事実。それを当事者である時雨崎から直接指摘され、自分の犯した罪の重さと汚れきった現実を突きつけられたことで、反論する言葉さえ完全に失ってしまった。彼女の心を満たしていたかすかな抵抗の意志は、その言葉によって根底から打ち砕かれ、ただただ力が抜けていく思いだった。
あまりの恐ろしさと絶望に震えながらも、澪はせめて、せめて夫への最後の裏切りとなる唇だけは勘弁してもらいたいと、涙ながらに必死の懇願を口にした。
「お願い、時雨崎さん……っ。キスだけは、本当に勘弁して……。代わりに、他のことなら何でもするから……っ。何でも言う通りにするから、代わりに何をしたら許してくれる……?」
プライドも何もかもをかなぐり捨て、何を差し出せば唇を守れるのかと、すがるような目で問いかける澪。
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