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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第100章 連鎖する破滅の抱擁 ――さらなる裏切りの密約――
澪は計良の首に必死にしがみつき、激しく腰を突き上げられながらも、ずっとその熱い接吻を途切れさせることなく、快楽の波にどこまでも溺れていくのだった。
バスルームの中で激しく交尾を重ねるうち、澪と計良の間の空気は、無理やり犯されている人妻と犯す男という関係ではなくなり、どこか濃密で親密なものへと変化していった。
バスルームでのセックスをいったん中断した二人は、火照ったお互いの身体を手早くタオルで拭き合うと、どちらからともなく再び寝室のベッドへともつれ込み、導かれるようにしてまたまぐわい始めた。
「んあぁっ……! あ、は……っ、また、すぐに……っ」
シーツの上で再び計良に組み敷かれ、ねっとりと中を穿たれながら、澪の朦朧とした意識のなかに、ある鮮烈な既視感が芽生えていた。
(……宇佐美さん……?)
若い宇佐美と、中年の計良では年齢も違えば、風貌も全く異なる。しかし、計良の自分に対する「扱い」が、あの宇佐美のそれに酷似しているのだ。
それは、野獣のようにただ己の欲のままに貪る鬼頭や真壁の暴力的な責めとは根本的に違っていた。また、織部のあの変質的で冷酷な責めとも違っていた。計良のピストンは激しく、貪欲ではあったが、どこか澪の身体の負担を気遣うような配慮というか、いたわりというか、そんな奇妙な優しさが随所に垣間見えるのだ。
「う、あ……っ、計良,さん……っ、そこ……ひゃんっ!」
それはあの地獄のような輪姦の夜、絶望のどん底で、唯一自分を人間として扱ってくれた宇佐美に安らぎを求めたときの感覚と完全に重なった。 この終わりの見えない恐怖の夜の中で、澪は無意識のうちに、計良のその微かな温もりに安らぎを見出してしまっていたのだ。ついつい目の前の男に全てを委ねてしまってもよいという、窮地に立たされた女の本能の部分が、抑えきれずに表へと引きずり出されていく。
「んんぅーーっ! あ、あぁっ……! だめ、これ、きもちよすぎて……っ」
そうして女の本能のまま、澪は計良との交尾を、一段と熱く激しいものへと盛り上げていった。 あんなにも夫の雄一以外の男と口づけを交わすのを頑なに拒み、絶望していたのがまるで嘘のように、今の澪は計良と貪り合うような熱烈なキスを、何度も何度も自ら進んで交わしていた。
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