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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第92章 妻の裏切りリアルタイム動画
雄一が神楽坂に促され、うなだれたまま部屋を後にする。扉が完全に閉まると、神楽坂は酷薄な笑みを浮かべながら、三脚に携帯端末を固定したうえで、その画面を操作し、パーティールームの大画面へと高画質な映像と音声をリアルタイムで繋いだ。
しかし、ベッドの上にいる澪は、その携帯端末がまさか隣室の夫へ生々しい映像を送り届けているとは夢にも思っていなかった。神楽坂たちが、これまでと同様に、また撮影しているとばかり思い込んでいたのだ。
(よかった……。雄一さんはあっちの部屋に行ってくれた。ここでの私の声も、姿も、雄一さんには見えていないし、聞こえていない……。雄一さんをこれ以上傷つけずに済んだんだ……)
そんなあまりにも残酷な誤解による安堵が、澪の心にわずかな心の余裕を生み出ししてしまっていた。雄一に守られている、見られていないという思い込みが、皮肉にも澪を宇佐美の甘美な世界へとより深く誘う引き金となっていく。
神楽坂は織部や真壁を連れてベッドから少し離れた位置に腰を下ろし、冷徹な観察者の目を向けた。
「さあ、宇佐美くん。君の1時間だ。たっぷりと愛を注いでやるといい」
宇佐美は静かに深く息を吐くと、ベッドへと歩み寄った。全裸の二人は、これから1時間の濃密な愛の交歓を予感させるように、互いの熱い肌のぬくもりを感じ合っていた。宇佐美はベッドのシーツに膝をつき、怯えるように身を縮める澪の手を、壊れやすい宝物に触れるかのような手つきでそっと両手で包み込んだ。
「澪さん……本当によく耐えましたね。ここからは、僕だけを見てください」
その宇佐美の言葉は、一晩中男たちの暴力的な欲望に晒され続けてきた澪の心に、驚くほどの優しさで染み渡っていった。雄一には見られていないという安心感から、澪の瞳からまた別の涙がぽろぽろと溢れ出す。宇佐美はその涙を、自身の熱い指先で優しく、何度も何度も拭い去った。
規則によって唇を重ねることは厳しく禁じられていたが、それがかえって二人の愛撫を、狂おしいほどに濃厚で情熱的なものへと変えていった。
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