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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第63章 オスを掌握する妻 策略に葛藤する夫
その頃、静まり返った自宅の暗い寝室で、雄一は手の中のスマートフォンをじっと見つめていた。
宇佐美を一時的に外させるという自分の提案が、結果として真壁と織部という二人の狂暴な男を同時に引き出す引き金になってしまった。しかし、澪はそんな自分を責めることはしなかった。それどころか、瞬時に機転を利かせ、今度はその二人に対して色目と体を使い、内側から分断するという大胆な作戦へと切り替えてくれたのだ。
妻のあまりにも鮮やかな機転によって、雄一の胸を占めていた最悪の罪の意識は、やや軽く救われていた。とはいえ、愛する妻にそこまで過酷な戦いを強いているという事実に対する、痛烈な「すまない」という申し訳なさは、依然として消えることはない。
それでも、今の雄一は以前のようにただ激しく悲嘆に暮れてはいなかった。 切断される直前、電話の向こうから響いた澪の「私を信じて」という力強い言葉が、彼の心の中心にしっかりと楔(くさび)として打ち込まれていたからだ。
だが――そうやって理屈では分かっていても、雄一の心の中が穏やかであるはずがなかった。
その時、スマートフォンが短く振動し、神楽坂からの通知を表示した。 数本の動画ファイルと共に、男の歪んだ愉悦が伝わってくるようなメッセージが添えられている。
『鴫原くん、約束通りの映像だ。宇佐美くんを奪われた奥様が、今度は真壁くんの熱い洗礼を受けているよ。しかも面白いことに、奥様は真壁くんの肉体がすっかり気に入ったようでね。自ら進んで彼を誘惑し、なんと二回目を連続でおねだりしている。君の可愛い奥様は、私たちが思っていた以上に、男を狂わせる魔性の女のようだ』
雄一は生唾を飲み込み、震える指で最初の動画を再生した。
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