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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第56章 偽りの心酔――連続指名の策略
激しいピストンが止まり、部屋には二人の荒い呼吸音だけが大きく響いていた。宇佐美は澪の体に覆いかぶさったまま、しばらくの間、胸を激しく上下させていたが、やがてゆっくりと体を起こして結合を解いた。
じわり、と澪の太ももを伝って、熱い愛液がベッドのシーツへと流れ落ちる。 宇佐美は自分のペニスから避妊具をむしり取ると、それをゴミ箱へと放り込み、ふぅと大きなため息をついた。夫の雄一が去る間際に3回連続で欲望をぶつけ、全てを出し切ったことで、彼の昂っていた興奮もようやくやや落ち着きを取り戻したようだった。
この時点で、宇佐美の獲得したポイントは9ポイント。対する真壁と織部はそれぞれ4ポイントのままである。ライバルたちに一気に5ポイントもの大差をつけたという事実が、宇佐美の心に大きな余裕を生んでいた。彼は勝ち誇ったような、どこか満足げな表情で自分の前髪をかき上げると、喉を鳴らしながら口を開いた。
「はぁ、疲れた……。神楽坂さん、すみません、何か冷たい飲み物を貰えませんか?」
「いいとも。素晴らしい熱演だったよ、宇佐美くん」
神楽坂はパチパチと小さく拍手を送りながら、サイドテーブルに用意されていた冷えたミネラルウォーターのボトルを取り出し、宇佐美へと手渡した。宇佐美はそれを受け取ると、渇いた喉を潤すために一気に飲み干していく。
神楽坂はその様子を見届けた後、ゆっくりとベッドの上の澪へと視線を戻した。 極限の屈曲位から解放され、シーツの上に力なく手足を投げ出している澪の肉体は、度重なる絶頂の疲弊で未だに小さくピクピクと震えている。しかし、その瞳には、先ほど蘇った「鴫原雄一の妻」としての強い理性の光が、消えずにしっかりと宿っていた。
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