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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第55章 去らざるを得ぬ夫、求愛に抗えぬ妻
「おやおや、鴫原くんの必死の呼びかけで、一瞬だけ正気に戻ったようだね。だが、そろそろ時間じゃないかね、鴫原くん。君は10時過ぎにはここを出て、シッターのところへ娘さんを迎えに行かなければならないはずだ。どんなにこの場所が名残惜しくとも、父親としての義務を放棄するわけにはいかないだろう?」
神楽坂の言葉は、雄一にとって現実のタイムリミットを突きつけるあまりにも残酷な宣告だった。神楽坂が定めたルールではない。シッターが夜間に預かってくれるギリギリ遅い時間、その限界のタイミングに間に合わせるためには、今この瞬間に部屋を出るしかなかった。愛する娘をこれ以上待たせるわけにはいかないという絶対的な縛りが、雄一の足をドアへと向かわせる。
雄一は血がにじむほど唇を噛み締め、震える手で上着を掴んだ。そしてドアノブに手をかけ、引き裂かれるような思いでベッドの上の妻を振り返る。
「澪……ごめん、本当に行かなきゃいけないんだ。シッターさんの時間が限界なんだ……。でも、忘れるな、君は俺の妻だ。愛してる、だから……持ちこたえてくれ……っ!」
「雄一さん……っ!」
澪は涙で視界を滲ませながら、去りゆく夫の背中を見つめた。娘のために雄一が行かなければならないのは、痛いほどによく理解していた。それは仕方のないことなのだと、頭では分かっている。
けれど、いざ本当に夫の姿がこの部屋から消えようとすると、胸が潰れそうなほどの心細さと恐怖が澪を襲った。 夫という唯一の盾を失ったあと、自分がこの男たちにこれからどんな風にいたぶられ、どれほど無残に暴かれ、どうなっていくのか、想像するだけで全身の血が凍りつきそうだった。神楽坂の言った通り、夫がいない間にこの若い肉体に本当に孕まされてしまうのではないか。何より恐ろしいのは、まだあと12時間近くもの長い時間を、この男たちの相手を自分のカラダ一つだけで耐え抜かなければならないという絶望的な現実だった。
神楽坂の言葉は、雄一にとって現実のタイムリミットを突きつけるあまりにも残酷な宣告だった。神楽坂が定めたルールではない。シッターが夜間に預かってくれるギリギリ遅い時間、その限界のタイミングに間に合わせるためには、今この瞬間に部屋を出るしかなかった。愛する娘をこれ以上待たせるわけにはいかないという絶対的な縛りが、雄一の足をドアへと向かわせる。
雄一は血がにじむほど唇を噛み締め、震える手で上着を掴んだ。そしてドアノブに手をかけ、引き裂かれるような思いでベッドの上の妻を振り返る。
「澪……ごめん、本当に行かなきゃいけないんだ。シッターさんの時間が限界なんだ……。でも、忘れるな、君は俺の妻だ。愛してる、だから……持ちこたえてくれ……っ!」
「雄一さん……っ!」
澪は涙で視界を滲ませながら、去りゆく夫の背中を見つめた。娘のために雄一が行かなければならないのは、痛いほどによく理解していた。それは仕方のないことなのだと、頭では分かっている。
けれど、いざ本当に夫の姿がこの部屋から消えようとすると、胸が潰れそうなほどの心細さと恐怖が澪を襲った。 夫という唯一の盾を失ったあと、自分がこの男たちにこれからどんな風にいたぶられ、どれほど無残に暴かれ、どうなっていくのか、想像するだけで全身の血が凍りつきそうだった。神楽坂の言った通り、夫がいない間にこの若い肉体に本当に孕まされてしまうのではないか。何より恐ろしいのは、まだあと12時間近くもの長い時間を、この男たちの相手を自分のカラダ一つだけで耐え抜かなければならないという絶望的な現実だった。

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