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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第54章 若い雄の略奪愛――夫の前で応える、不実な愛の交歓
「あ、あぁ……宇佐美、さん……っ。そんな風に、優しく、されたら……っ」
夫の目の前で他の男と恋人のように睦み合うという、極限の背徳状況。しかし、宇佐美の真っ直ぐな愛情と、じわじわと最奥を擦り潰されるような甘美な刺激に、澪の心と身体はさらに深く融かされていき、抗うことのできない艶麗な吐息を何度も漏らすことしかできなかった。
その時、二人の恋人さながらの睦み合いを冷ややかに見つめていた神楽坂が、今度はその視線を傍らの雄一へと向け、これ見よがしに話しかけた。
「おやおや、鴫原くん、見たまえよ。あの二人の姿を。まるで長年連れ添った本物の夫婦か、あるいは熱烈に愛し合う恋人同士のようじゃないか。宇佐美くんのあの優しくも情熱的な愛撫に、君の奥さんはすっかり心まで奪われてしまっている。君がいくら目の前で睨みつけていようとも、彼女の頭の中にはもう宇佐美くんのことしかないのだろうね。君がまもなくこの部屋を出ていかなければならないというのに、見送りすら忘れて、他の男の腕の中からとろけきっている。男として、これ以上の屈辱はあるかね? だが安心したまえ、君が去った後も、彼女は寂しい思いをすることなく、宇佐美くんに、さらに激しさを増して愛された後、真壁くんや織部くんとも交わり、朝までたっぷりと可愛がってもらえるのだからね」
神楽坂のどこまでも冷酷で、一切の慈悲もない揺さぶりが部屋の空気を支配するなか、ベッドの上の二人はまるで世界に自分たちしか存在しないかのように、さらに深く、さらに狂おしく混ざり合っていった。互いの汗ばんだ肌と肌がぴったりと密着し、重なり合うたびにグチョグチョと淫らな音が室内の熱気を際限なく引き上げていく。
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