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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第138章 辱めの言葉責めに絶頂する妻、崩落する夫の心
「あ……あぁ……っ……」
床に突っ伏したまま、耳からスマートフォンを離すことすらできずにその一部始終を聴かされていた雄一は、胸を激しくかきむしりながら惨めな声を漏らした。
妻が自分以外の若い男の精液を貪り、歓喜の絶叫をあげながら絶頂に達した瞬間。その生々しい歓喜の声と激しい液音は、雄一の男としてのプライドも、夫婦として重ねてきた歳月の絆も、すべてを徹底的に踏みにじり、底知れぬ嫉妬と惨めさの泥沼へと引きずり込んでいくのだった。
すると突然、スピーカー越しに聞こえていた生々しい欲望の熱量がぷつりと途切れ、無音の静寂が暗闇の部屋を包み込んだ。澪とショウが同時に逝くのを見届けるやいなや、真壁は一切の余韻を断ち切るようにLINE通話を一方的に切断したのだ。
画面が暗転し、呆然と固まる雄一の手元で、スマートフォンの画面が短い振動とともに明るく発光した。真壁からのメッセージだった。
『ショック受けました? でも、これもAIだからw うまく作りますよね。AI優秀!』
軽薄な文面を目にした瞬間、雄一の脳内に強烈な混乱が巻き起こった。
(AI……? これが、AIの作ったフェイク音声だというのか……?)
あまりにもリアルな水音、澪の息遣い、そして絶叫。どれをとっても人工物には思えなかった。しかし、雄一の破綻しかけた精神は、その救いのような言葉にすがるように飛びついた。そうだ、あんなのは嘘に決まっている。あの純粋で奥ゆかしい澪が、あそこまで淫らに乱れて見知らぬ若い男とのセックスを歓喜しながら楽しむはずがない――そう自分に言い聞かせる感情的な思い込みが、急速に息を吹き返していく。
現実をそのまま受け止めてしまえば、自分の心が完全に破壊されてしまう。雄一の脳は防衛本能として、過酷な事実を「AIが作らせた偽物」として強引に処理しようとしていた。
それでも、心に刻まれた鋭い傷が消えるわけではない。雄一は膝をついたまま、がっくりと肩を落とし、底なしの脱力感と不穏な胸騒ぎの中でしばらくぼーっと暗闇を見つめていた。
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