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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第108章 夫婦の純愛と昏い情欲
交わしたのは一度だけだった。しかし、嵐のような情愛の余韻の中で、二人は確かに夫婦としての強い絆を再確認していた。
(雄一さんに、全部消してもらった……。私の心には、雄一さんしかいない……)
他の男の痕跡を夫の愛で洗い流してもらい、その熱を代わりにしっかりと注ぎ込まれたような絶対的な安堵感に包まれ、澪は心地よい疲労感とともに、久しぶりに穏やかな眠りへとつくことができた。
しかし、澪が規則正しい寝息を立て始めると、雄一の脳裏には再び、脱衣所で膨れ上がったあのどす黒い劣情が幾重にも這い出てきた。
(澪は明日、どんな格好をして真壁の元へ行くんだ……?)
これまでは、鬼頭の会社の行く末を左右する、神楽坂の会社との重要な共同プロジェクトのメンバーとして、頭の中でも「真壁さん」と敬称をつけて呼んでいた。いつも穏やかな雄一は、基本的にどんな相手に対してもさん付けを欠かさないような実直な人間だった。しかし、あの輪姦の夜のゲームで、勝者に勝手な報酬として澪を与えることに決めた神楽坂が一番の元凶で、最も悪質で憎むべき存在であることは分かっていても、いざ明日から足掛け3日間、自分の愛しい妻を完全に独占して生身の肉体を貪り続けようとしている真壁への、血が滲むような激しい憎悪は抑えきれなかった。すでに愛しい妻である澪の純潔は何度も汚されてはいたが、これほど長期間にわたって澪が独占され、監禁されるような事態はこれまで一度もなかったのだ。最愛の女性と直接セックスを重ねるその男への猛烈な敵対心と嫌悪感から、雄一の思考はいつしか敬称を捨て去り、ただの「真壁」という憎き一人の男として、その名を呼び捨てにするようになっていた。
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