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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第105章 狂おしき慈愛の果てに ――裏切りの受精――
ここからは、お互いの理性を完全に消し去るような、ただ本能のみが支配する激しいセックスへと突入していった。時雨崎は容赦なく腰を打ち付け、澪の最奥を激しく何度も穿つ。そのたびに部屋には激しい水音と、二人の荒い呼吸、澪の悦びに満ちた喘ぎ声が響き渡った。
「律弥くん……! すごい、すごすぎる……っ、わたし、また……っ!」
「澪さん……! 僕も、もう、出ちゃいます……っ!」
限界まで高まった性感が、二人の肉体を同時に爆発させる。時雨崎の激しい突きの最中、澪は再び大きな波に飲まれるようにして激しく逝った。それと全く同時に、時雨崎もまた、澪の締め付ける奥深くに向かって、熱い精液をコンドームの中にすべて吐き出すようにして、激しく逝ったのだった。
室内に二人の激しい呼吸音だけが大きく響き渡る。時雨崎は余韻に震えながら、ゆっくりと澪の身体から己を抜き取った。彼はベッドから腰を浮かせると、熱を帯びたコンドームを慎重に外し、中身が溢れないように根元を固く縛ってからゴミ箱へと捨てた。
その間、澪はベッドに突っ伏したまま、しばらく動くことができなかった。肩を大きく上下させ、荒い息を繰り返す。全身の力が抜けきり、肌はほんのりと赤みを帯びて汗ばんでいる。激しい快感の余韻が、今も指先まで痺れさせていた。
時雨崎はそんな澪の隣へ滑り込むようにして、そっと寄り添った。長い腕を彼女の細い腰に回し、壊れ物を扱うかのような手つきで優しく抱きしめる。彼の胸の鼓動が、澪の背中にダイレクトに伝わってきた。
「……澪さん」
耳元で優しく名前を呼ばれ、澪は重い瞼を持ち上げて、ゆっくりと時雨崎の方へと顔を向けた。二人の視線が至近距離で絡み合う。次の瞬間、どちらからともなく自然と顔が近づき、再び唇が重ね合わされた。それは先ほどまでの狂おしい貪り合いとは違う、互いの存在を慈しみ合うような、優しく、けれどどこまでも深い口づけだった。
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