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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第105章 狂おしき慈愛の果てに ――裏切りの受精――
だが、これほどまでに雄一が胸を焦がし、鬼頭への凄まじい怒りと嫉妬で狂いそうになっているのとは裏腹に、現実は彼の想像とは全く異なる歪んだ局面を迎えていた。
今夜、澪を抱いているのは鬼頭ではない。 もちろん、雄一には「時雨崎と逢う」などとは一言も言っていない。だからこそ雄一が鬼頭に対して怒りを燃やすのは当然のことであったが、澪は夫の全く知らないところで、自らの意思によって心がほだされ、二十歳の青年である時雨崎律弥を新たな男としてその身に受け入れていたのだ。
それだけではない。ただ肉体がつながってしまっているだけでなく、澪は自ら進んで時雨崎と熱い口づけを何度も, 何度も繰り返し行い、互いに烈しく求め合っている。夫婦の絆の証であるはずの口づけを、澪は自発的に別の男と交わし、その甘美な接吻の応酬に溺れてしまっている。夫が自宅のソファーで血の涙を流さんばかりに妻の貞操を案じ、嫉妬と怒りに震えているその同じ時刻に、妻は別の若者のひたむきな情熱に突き動かされ、その腕の中で甘い喘ぎ声を漏らしているのだ。
鬼頭による蹂躙という最悪の地獄を想定していた夫の裏で、妻は自らの意思で別の男と愛し合い、快感を分かち合っている。夫の預かり知らぬところで、澪が身体を許した男の数と、夫以外の男を自ら求めたという既成事実が、また一つ確実に積み重なっていく。
今夜、澪を抱いているのは鬼頭ではない。 もちろん、雄一には「時雨崎と逢う」などとは一言も言っていない。だからこそ雄一が鬼頭に対して怒りを燃やすのは当然のことであったが、澪は夫の全く知らないところで、自らの意思によって心がほだされ、二十歳の青年である時雨崎律弥を新たな男としてその身に受け入れていたのだ。
それだけではない。ただ肉体がつながってしまっているだけでなく、澪は自ら進んで時雨崎と熱い口づけを何度も, 何度も繰り返し行い、互いに烈しく求め合っている。夫婦の絆の証であるはずの口づけを、澪は自発的に別の男と交わし、その甘美な接吻の応酬に溺れてしまっている。夫が自宅のソファーで血の涙を流さんばかりに妻の貞操を案じ、嫉妬と怒りに震えているその同じ時刻に、妻は別の若者のひたむきな情熱に突き動かされ、その腕の中で甘い喘ぎ声を漏らしているのだ。
鬼頭による蹂躙という最悪の地獄を想定していた夫の裏で、妻は自らの意思で別の男と愛し合い、快感を分かち合っている。夫の預かり知らぬところで、澪が身体を許した男の数と、夫以外の男を自ら求めたという既成事実が、また一つ確実に積み重なっていく。

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