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シアター"名画座"で逢いましょう
第4章 シアターを抜け出して

男の手は、次第に内ももを鷲掴みにしてきた。

久々の女の領域に指を這わされて、日菜子の体はピクンと反応し、小さく声を出してしまった。

か細い声で「それ以上はムリですから…やめてください」と声を出して男を制するのだが、その声の弱々しさに、ますます男を喜ばせる方向に向かってゆく。

そのまま円を描くように内ももを揉み始めてきて、次第にもう片方の手が胸にも服越しに触れて来た。

何もできない日菜子は俯いてしまい、なすがままになっていた。

すると彼が「抵抗しないんだ…?怖い?…大丈夫、優しくするから…」と囁いてきた。
日菜子の体は、その言葉で一気に熱く火照ってきた。

そんな日菜子が抵抗しないことを確認すると、気づいた時にはスカートはお腹の辺りまで捲られていた…
急いで手を持って行き、おへそ辺りでモゾモゾ動く彼の手を握り動きを制するのだが、もちろん男の力にかなうわけはなく、そのまま彼の指はパンストの腰ゴムを見つけると脱がしにかかってくる。

折しも、上映中の映画はレイプシーンを映し出していた。

"ビリ…バリバリ…"

シアター内にパンストが裂けてゆく音が響く。

- ああ…やめて、乱暴にしないで… -

女優のけたたましい悲鳴が大音響で日菜子の耳に嫌でも入り込んでくる。

『この女優さん…乱暴にしないでと言いながら、かえってもっと荒々しくパンストを引き裂いて欲しいかのように男にねだっているわ』

男優もまた、女優が拒む台詞を吐けば吐くほど、ハアハアと荒い呼吸になって興奮してゆくようだった。

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