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シアター"名画座"で逢いましょう
第15章 二組のカップル

「ええ、少なくとも僕は日菜子さんの彼氏だと認識しています」

「ほぉ~、人妻との危険な情事に溺れたってわけだ…、
で、もう日菜子とはヤったのか?」

「ヤったとは?」

「男と女の関係に決まってるだろ!
お前は俺の妻のおまんこに、その汚ならしいチンポを入れたのかって聞いてんだよ!」

「正直に申します、僕はあなたの奥さんを…日菜子を抱きました」

「な、何を!?」

「でも、これって喧嘩両成敗ですよね?つまりはW不倫ですよね?
旦那さん、あなたこそ日菜子を愛していないんじゃないですか?聞けばエッチもろくにしていないそうですよね?
なのに、そちらの女性とはすでに深い仲になっているそうじゃないですか」

「こっちに話を振らないでよ」

十和子は不毛な会話に、やってらんないわと、足を組んでソファにふんぞり返った。

ミニスカートで足を組んでいるものだから、対面に座っている朝倉からは彼女のパンティが丸見えになっていた。

「十和子さんでしたっけ?あなたも立派な当事者なんですよ」

いい女だと朝倉は思った。
こんないい女に言い寄られたら、朝倉自身も抱いてしまうに違いない。

「確かに不毛な話し合いですね。本音をぶつけ合わなければいつまで経っても堂々巡りかもしれない…
だから本音をぶつけ合いたいと思います。
単刀直入に申し上げます。
旦那さん…どうか日菜子と離婚して彼女を僕に下さい!」

そう言って朝倉は深々と頭を下げた。
まさしくそれは朝倉が日菜子に対してプロポーズをしたにも等しい。
日菜子は嬉し涙が堪えきれず瞳から溢れ出た。
彼にここまで言わせたのだから、自分はもう彼についていくしかないと思った。

「あなた、お願いします。離婚して下さい」

日菜子も朝倉同様に深々と頭を下げた。

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