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2026 人質交換を託された女 (中編)
第3章 レンガ
ようやく里紗は体の緊張を解き、
冷えたレンガの床に、腰を落とした。
猿ぐつわをされず、首にネックレスのように巻かれているだけだったことに、安堵の溜息が漏れる。
「皆さん……大丈夫ですか……?」
里紗は、地下室の全員に届く声で、安否を確かめた。
部屋の奥から、そして近くからも、
「……ンン……」
かすかな声が、返ってくる。
澄玲の胸の奥が、強く揺れていた。
里紗はこのためだけに、
あの時間を耐え抜いた。
しかも――
何度も限界まで追い込まれながら、
それでも、折れなかった。
その姿が、澄玲の心を強く打っていた。
やがて暗闇に目が慣れてくる。
冷えたレンガの床に、腰を落とした。
猿ぐつわをされず、首にネックレスのように巻かれているだけだったことに、安堵の溜息が漏れる。
「皆さん……大丈夫ですか……?」
里紗は、地下室の全員に届く声で、安否を確かめた。
部屋の奥から、そして近くからも、
「……ンン……」
かすかな声が、返ってくる。
澄玲の胸の奥が、強く揺れていた。
里紗はこのためだけに、
あの時間を耐え抜いた。
しかも――
何度も限界まで追い込まれながら、
それでも、折れなかった。
その姿が、澄玲の心を強く打っていた。
やがて暗闇に目が慣れてくる。

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