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警察学校拘束体験研修
第4章 水面(みなも)の波紋
2つの膨らみが、上下から挟まれた縄から溢れ出る光景に、みずきは視線を逸らしたくなる。その先に、シャツの上から浮かびあがる小さな突起を見つめると、「ぁぁ…」と力が抜け、お尻を左右に揺らしていた。
みずきは開かれたロッカーの中に、朱色をした細長い布を見つけた。それを見つめ、肩を揺らすうちに、その布は彩の手に取られ、彼女の背後に消えていった。その行方を追おうと、体を回そうとしたが、その途中で布が目の前に迫っていた。
布の真ん中には大きめの結び目が作られていた。その鮮やかな赤色が近付いてきて、みずきは美しい色にうっとりとした表情を浮かべた。頭に浮かんだのは、神社仏閣の鳥居の色であった。それは特別な意味を持つ色だと理解できた。
「ぁぐぅぅ…」
口が強引に開けられ、その中に布の結び目が入れられ、もうどうすることもできない、抗う術もなく、目を閉じた。頬を締め付けられる力に屈し、目を開けると、ロッカーの扉裏の鏡に自身の顔が写っていた。口の中に結び目は吸い込まれ、唇の左右からは朱色の帯が頬を締め付け、口を固く閉ざされたようだった。
彼女の頭の中には、もう1つ、あることが浮かんだ。それは印鑑の朱肉だった。
真っ白な書類(白シャツ)に、可能な限りの空白を赤いペン(縄)で埋められ、最後に朱色の印(猿ぐつわ)を押されたような気持ちになっていた。それと同時に、封筒の裏に押印をする『封緘(ふうかん)』というイメージも浮かんでいた。その封は彩でないと開けられないし、身も心も彩に管理されるのだと、これが彩の言う『縄の掟』だと認識した。
みずきは開かれたロッカーの中に、朱色をした細長い布を見つけた。それを見つめ、肩を揺らすうちに、その布は彩の手に取られ、彼女の背後に消えていった。その行方を追おうと、体を回そうとしたが、その途中で布が目の前に迫っていた。
布の真ん中には大きめの結び目が作られていた。その鮮やかな赤色が近付いてきて、みずきは美しい色にうっとりとした表情を浮かべた。頭に浮かんだのは、神社仏閣の鳥居の色であった。それは特別な意味を持つ色だと理解できた。
「ぁぐぅぅ…」
口が強引に開けられ、その中に布の結び目が入れられ、もうどうすることもできない、抗う術もなく、目を閉じた。頬を締め付けられる力に屈し、目を開けると、ロッカーの扉裏の鏡に自身の顔が写っていた。口の中に結び目は吸い込まれ、唇の左右からは朱色の帯が頬を締め付け、口を固く閉ざされたようだった。
彼女の頭の中には、もう1つ、あることが浮かんだ。それは印鑑の朱肉だった。
真っ白な書類(白シャツ)に、可能な限りの空白を赤いペン(縄)で埋められ、最後に朱色の印(猿ぐつわ)を押されたような気持ちになっていた。それと同時に、封筒の裏に押印をする『封緘(ふうかん)』というイメージも浮かんでいた。その封は彩でないと開けられないし、身も心も彩に管理されるのだと、これが彩の言う『縄の掟』だと認識した。

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