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警察学校拘束体験研修
第4章 水面(みなも)の波紋
美帆の体がすべてタイトなコスチュームに包まれていた。里奈は美帆が考えたビジュアルに改めて笑みを漏らした。この衣装の上半身部分は、白く細い正方形の規則正しい線が、グリッドのように描かれていた。この模様により、お腹周り、くびれたウエスト、胸の膨らみが肉体の滑らかな曲線として、目に見える形で浮かび上がるからだ。

里奈は透明なベルトを彼女の首に巻き、バックルでしっかりと締めていた。その先にはさらに透明なベルトが伸びていて、里奈はそれを彼女の背中の方に動かしていた。

再び体をうつ伏せにされた美帆は、全くの無抵抗状態であった。里奈の診断カルテのように、美帆は従順なM女として、マットの上に横たわっていた。

里奈の先程はめた首輪の先には小さな鉄製のリングがあり、そのリングの輪に隙間なく透明なベルトが繋がれていた。それは里奈が考案した、明らかに意図を持ったリングであった。

里奈はそのリングを、美帆の左右肩甲骨に挟まれた箇所を中心に据えた。そして美帆の両腕を再び後ろにし、今度は肘を折りたたみ、後ろで腕が平行になるように組ませた。

リングから伸びる透明ベルトが美帆の左の二の腕に伸び、それにベルトが掛けられると、ベルトの中央にあった金具に通されていく。それはショルダーバッグに付いている、長さ調整用の金具だった。ベルトをU字型に通し、金具で締めを調整すれば、それはけして緩まず、拘束力が高まる仕組みになっていた。
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