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警察学校拘束体験研修
第4章 水面(みなも)の波紋
***
美帆は旧医務室に入ると、里奈の指し示した場所に静かに腰を落とした。正座はしなかった。足を崩して古びたマットの上に座った。彼女は道場から何にかの参加者をこの部屋に連れてきていた。だから里奈に後ろで縛られ、みずきと共に道場を出た際、美帆はどこに連行されるのか察しが付いていた。
フィルム担当の香織が扉をそっと閉め、里奈の元に近付いていた。2人は何かひそひそ声で話し、香織は部屋の隅にある荷物から、小さなトートバッグに何かを入れていた。
里奈は、「じゃあお願いね…」と香織に伝えた。
香織はバッグを手に持ち、「分かった…」と頷き、部屋から出て行った。
美帆は少し落ち着いたとはいえ、お腹が前後し、肩が上下し、息遣いはまだ荒かった。彼女は里奈の動きを目で追っていた。里奈は美帆を回り込むように近付き、背後を取り、その場に腰を落とした。
里奈は背後から美帆に声を掛けた。
「ちっとも変わらないわね…」と。
美帆は肩越しに背後を伺い、「何が…?」と答えていた。
里奈は彼女にそう聞かれ、小さなカードを彼女に見せた。里奈はそのカードを美帆の目の前で持ち、声に出して読んでいた。
美帆は旧医務室に入ると、里奈の指し示した場所に静かに腰を落とした。正座はしなかった。足を崩して古びたマットの上に座った。彼女は道場から何にかの参加者をこの部屋に連れてきていた。だから里奈に後ろで縛られ、みずきと共に道場を出た際、美帆はどこに連行されるのか察しが付いていた。
フィルム担当の香織が扉をそっと閉め、里奈の元に近付いていた。2人は何かひそひそ声で話し、香織は部屋の隅にある荷物から、小さなトートバッグに何かを入れていた。
里奈は、「じゃあお願いね…」と香織に伝えた。
香織はバッグを手に持ち、「分かった…」と頷き、部屋から出て行った。
美帆は少し落ち着いたとはいえ、お腹が前後し、肩が上下し、息遣いはまだ荒かった。彼女は里奈の動きを目で追っていた。里奈は美帆を回り込むように近付き、背後を取り、その場に腰を落とした。
里奈は背後から美帆に声を掛けた。
「ちっとも変わらないわね…」と。
美帆は肩越しに背後を伺い、「何が…?」と答えていた。
里奈は彼女にそう聞かれ、小さなカードを彼女に見せた。里奈はそのカードを美帆の目の前で持ち、声に出して読んでいた。

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