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警察学校拘束体験研修
第4章 水面(みなも)の波紋
美帆はリボンがギュッと締められるのを感じると、首がビクッとなるのを何とか抑えようとしていた。だが、それは後ろにいる里奈には隠せなかった。

「少し探りを入れていたけど…読みが当たったみたいね…」

美帆は急に息苦しくなり、里奈の問いに答えることができなかった。

美帆はある男性との出会いをきっかけに、M嬢として働いていたお店を辞めた。4人はそのお店の同僚だった。その後はインストラクターとして、彩の経営するヨガスタジオで働いていた。彼女はM嬢としての回路に電流が流れないよう、ボタンスイッチに誤操作防止のカバーを被せていた。そして今、里奈に後ろ手に縛られたことで、埃をかぶっていたカバーは里奈に外され、ボタンスイッチが押された気がした。美帆は肉体の変調を感じ取り、視線を自身の下腹部に移していた。

みずきは自身の勘が当たってしまったことに、戸惑いを見せていた。

「任せて…突破口を開くのは得意だから…」
里奈は美帆の耳元で囁いていた。

その際に里奈は、美帆が着ていたとされる運動着のポケットから、白いカードが覗いていた。同時に彩もそれを見つけていた。右のポケットからは1枚だけ出ていた。それを彩は取り、内容を確認した。里奈は左のポケットにあった数枚のカードを取った。カードは白紙だった。
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