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夜空に煌めくアラベスク
第3章 ふたご座の女

武川商事は商事会社としては中堅どころで、商事会社として目立った存在ではないけれど、業績は常に右肩上がりだった。

そこには川西彩子という営業職にかけてはバリバリの才能をもつ女の存在があったからだ。

会社としても彼女をヘッドハンティングされないように、気を使い、30歳という若さでありながら営業課長という要職を与えていた。

今夜も大口の案件をまとめて、彼女の営業3課は祝勝会と称して祝賀会という名目で飲み会を開いていた。

「課長!ぼくはね、課長のためならどんな辛い仕事でも頑張りますから!」

「おいおい、抜け駆けをするなよ!
僕が課長の懐刀として頑張る所存です!」

めいめいが彩子を盛りたて、和気あいあいとしていた。

川西彩子は、身長155位で、色白でちょいポチャで、胸は普通サイズ。ちょっと釣り目で丸顔のショートカット。

特に美人というわけではないが、彼女には男を魅了するオーラが漂っていた。
誰もが彩子の本命彼氏になろうと一生懸命に働いてくれるからこそ、営業3課の成績は優秀だった。
けれども、誰かを蹴落として彩子に取り立ててもらおうと言うギスギスした関係はなく、皆、彩子の下で一致団結していた。
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