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2026 人質交換を託された女 (上巻)
第3章 囚われの身
「ンンッ…」と声が漏れ、顎がグッと上がってしまう。
腕の緊張、背中の緊張が自身の意図しない形で増していく。もうこれ以上は無理だ、と思うところまで絞られ、「はぁはぁ…」と息上がり、胸をさらに突き出す姿勢になっていた。
「ここまでが可動域だな…」
絞られる力が緩んだ瞬間、「ふぅ…」という安堵な溜息と共に、腕の力が抜けていった。
男は、その瞬間を待っていたように、「関節が柔らかいんだな…」と言い、縄の輪をギュッと締めていた。後ろに組まされた両腕が、慎重に固定された。そこに結び目が作られ、強く留められていく。その力が体を通して伝わってきた。
「『縛られたくない…』、『やめてください…』と呪文のように唱える女を…何人縛ってきたと思っているんだ…もっと硬かった者もいた…対策は練っている…」
後ろに回された両肘が、胴体に隠れて見えなくなっていた。両腕がしっかりと後ろに組まされていると、鏡越しに分かった。左右の指が脇腹の背後から、その姿を隠しきれずに、外に伸びていた。
体を左右に揺すり、組まされた腕を縄の輪から脱出させようと、一度だけ試みた。縄からは全く収縮性が感じられず、縄を掛けられた時の圧力、結び目の硬さが、そのままの状態でキープされているようだった。
腕の緊張、背中の緊張が自身の意図しない形で増していく。もうこれ以上は無理だ、と思うところまで絞られ、「はぁはぁ…」と息上がり、胸をさらに突き出す姿勢になっていた。
「ここまでが可動域だな…」
絞られる力が緩んだ瞬間、「ふぅ…」という安堵な溜息と共に、腕の力が抜けていった。
男は、その瞬間を待っていたように、「関節が柔らかいんだな…」と言い、縄の輪をギュッと締めていた。後ろに組まされた両腕が、慎重に固定された。そこに結び目が作られ、強く留められていく。その力が体を通して伝わってきた。
「『縛られたくない…』、『やめてください…』と呪文のように唱える女を…何人縛ってきたと思っているんだ…もっと硬かった者もいた…対策は練っている…」
後ろに回された両肘が、胴体に隠れて見えなくなっていた。両腕がしっかりと後ろに組まされていると、鏡越しに分かった。左右の指が脇腹の背後から、その姿を隠しきれずに、外に伸びていた。
体を左右に揺すり、組まされた腕を縄の輪から脱出させようと、一度だけ試みた。縄からは全く収縮性が感じられず、縄を掛けられた時の圧力、結び目の硬さが、そのままの状態でキープされているようだった。

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