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海に漂う星屑のように
第3章 海を見下ろす
☆☆☆
そして、1時間後。

はあ、はあ・・・はあ・・・

俺は笑いそうになる膝を両手で押さえるようにして息を整えていた。

こ・・・これは!!

遊園地なんて行ったの、最後いつだ!?ってくらい行ってない。多分中学、下手したら小学校の時以来かも知れない。

そして、大人になってから乗るコースターの怖いことと言ったら!
なのに、こいつはよりによって絶叫マシンばかり選びやがって!!

ダイビングコースターで、池に真っ逆さまにコースターが飛び込むところで、声にならない叫びを上げ、
急流すべり「クリフ・ドロップ」で落下するときのお腹の奥に感じるゾワゾワとしたくすぐったさに似た感触に身悶えし、
何度も折れ曲がるスピニングコースターのGに顔を引き攣らせ、
VRV(バーチャルリアリティビークル)のド迫力映像と、急に身体を前後左右に揺らされる刺激に目を白黒させられ・・・。
そして、そんな俺を横目に、陽菜多は平気な顔できゃっきゃ、きゃっきゃと喜んでいた。

クソ、認めたくはねえが、これが若さの違い・・・かっ・・・。

「あー、お腹すいた」
ひとしきり楽しんだのだろう。陽菜多が園内のフードコートに入ろうと言う。一瞬、彼の目がクレープ屋に釘付けになっていたので、慌ててホットドックもあるぞと促した。

もうこれ以上甘いものは勘弁である。

少し考えて、ホットドックで納得してくれたらしい。
彼はノーマル、俺はチリソースバージョンを注文した。

「うえー・・・おにーさん、よくそんなん食えるね」
俺の喰ってるチリ・ホットドックを見て、陽菜多がいかにもまずそうと、ベッと舌を出してみせる。

やめろ、食欲が失せるだろが。

「舌、バカなんじゃね?」
「失礼だな!これが大人の味覚なんだよ!」
「そんなもん?」

おめーがおこちゃま味覚なんだよ、という言葉は一応飲み込んだ。
俺は、大人だからだ。

少しお腹が落ち着いた後、陽菜多が行きたいと言ったのは『コスモファンタジアストリート』・・・いわゆるゲーセンだった。

平日の4時過ぎだ。まだまだがらんとしているので、ゲーム機はほぼ全部が空席の遊び放題だった。その光景に陽菜多のテンションが上ったらしい。
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