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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第6章 《金曜日の陶酔》
金曜日の授業は、優香にとって永遠のように長く感じられた。

黒板の文字をノートに写しながらも、意識は常に家へと飛んでいた。
先生の声が遠のき、頭の中を支配するのは、引き出しの奥に隠された秘密の宝物。

(今日はお父さんもお母さんも帰りが遅い……)

誰にも邪魔されずに没頭できるという事実が、優香の体を内側から熱くしていた。

放課後、優香はいつものようにソフトテニス部の練習に参加した。
週末の大会に向けて練習はハードだったが、優香は決して手を抜かなかった。
むしろ、体に溜まった熱を運動で発散させるかのように、無心でボールを追いかけた。

「じゃあ、また明日!」

「お疲れ様でしたー!」

部活を終え、あたりがすっかり暗くなった頃、優香は校門を出た。
体はくたくたに疲れているはずなのに、足取りは驚くほど軽かった。

(早く、早く帰らなきゃ)

心臓が早鐘を打つ。
誰かに見られているわけでもないのに、悪いことをしようとしている背徳感が、優香の足をさらに速めた。
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