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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第20章 姉の事情
「ちょ、ちょっとどうしたの?……」
健人くんが背中から抱きついてきた。
「なんでだろ…なんか急にこうしたくなって…」
驚いたが強く拒絶することはなかった。
聞き分けのいい子だと解っていたから。
「ふざけないてないで…これから餃子包まなきゃいけないんだから……」
【陽翔が忙しくしてて…部活を引退したエースはもしかして傷心気味なのかな……それで甘えたくなったりしてるとか?……】
少しだけこのままで居てあげようと思った。
母性本能がそうさせたのかもしれない。
「こら…健人くん…どこ触ってるの……もう離れて…ほんとに時間なくなっちゃうから……」
由紀子は下げようとしたお皿とコーヒーカップを持ったまま。
それなのに健人くんが服の上から胸に触れてきた。
「だめだよ…俺…おばさんのことが好きなんだから…」
この時は既に夫は単身赴任で不在だった。
あろうことか、由紀子はちょっとキュンとしてしまった。
「だめよ…こんなこと…私は陽翔の母親なんだから……」
服の上から乳房に触れる手は、静かに蠢き出す。
撫でるように…そして掌に包まれ…指が曲げられていく。
【揉んだりしちゃ…だめ……】
「お願いだから…もうよして……」
テーブルにお皿とカップを置いて、囁くように言いながら、彼の蠢く手を押さえた。
掌と乳房の間から彼の手が抜けていく。
【解ってくれた……】
それは違った。
彼は肩を掴んで振り向かせていく。
とても顔なんてまともに見れるわけがない。
俯きながら彼へと向きを変えられていった。
「おばさん…もうずっと前から好きだったよ…」
【甘いこと言わないで……】
息子の大事な幼馴染み。
無下に突き放したりできるわけもない。
でも、こんなこと許していいはずもない。
【うるさいっ……私の心臓……】
近い、彼の手が頬を挟み込んでくる。
ゆっくりと持ち上げられていく。
「ほんとに…だめだから……ん…んん……」
息子と同い年のまだ幼い唇に唇が奪われていた。
【だめだって言ってるのに…ほんとに我が儘なんだから……】
遠慮なんてない子だった。
息子に何が食べたいかと尋ねると、我先にカレーがいいとか、餃子がいいとか言う子だった。

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