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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第17章 隠し事

「私が産休中のこと聞きましたよ…悔しくて辞めたんですよね……」

「はぁ…まったく…忘れようとしてたのに……」

結奈は真っ直ぐに新田を見つめ返した。

「ようやく話を聞いてくれる気になったみたいですね……」

新田は本気だった。 バッグからタブレットを取り出すと事業計画を見せてくれた。
産休、育休中に考えていたらしい。

「神埼さんがやりたいことってこういうことかなって思いながら作ったんです……どうですか?……」

「うん…大体はね…新田はどうなの?……これがやりたいこと?……待って、川上も咬んでるわけ?……他には誰かいる?……」

「いえ…私と川上さんだけですけど…神埼さんが動くとなれば参加したいっていう人はもっと出てきますよ……」

「だったら川上も呼んでちゃんと話をしよう……私だけじゃなく…新田と川上のやりたいことも聞いた上で方向性を出そうよ……」

陽翔と過ごす時間とは違う意味で身体が熱くなっていた。

「神埼さん…やる気になったってことでいいですか?……」

「いや、社長云々は置いておいて…新田だってもう退職願い受理されてんでしょ?…いい加減な決断はできないってこと……それにしてもあんた子供ちっちゃいって…シングルじゃなかったっけ?……」

新田は不敵な笑みを浮かべた。

「シンママですよ…でもうちの子の父親は援助するからがんばれって言ってくれたんで……」

「そんな理解あるなら普通結婚しないの?……」

「まぁ、そこはいろいろ事情があって……」

笑顔でいるが、そこは本当に複雑のように思えた。

「ふーん…まぁ、いいけど…本当に私達で起業するなら私達でなんとかしたいけどね……」

「流石、神埼さん…相変わらず男前ですね……」

たぶん元手はそんなにかからない。
結奈がしたいと思っていたことは、大きなオフィスが必要なわけでもない。

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