この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第17章 隠し事
夏休みも残り僅か、陽翔は学校の美術室へ行くかどうか迷っていた。
先輩の絵は卒業までに完成させる。
ということは文化祭は人物画に拘る必要もない。
時間があるわけではないのだが、先輩の居るかもしれない美術室に行く気にはなれなかった。
「勉強しよ…」
そんな独り言を呟き、陽翔は机に向かった。
集中力は叔母に植えつけてもらった。
叔母から渡された問題集を解きながら、叔母のことを考えないようにする。
でも、それ以外は二人のことを考えてしまう。
悶々とした日々を過ごし、叔母がやってくる日を迎えた。 結局、美術室へは行かずじまいだった。
家庭教師が始まってから、こんなにも複雑な想いで叔母を待ったことはない。
問題集はずいぶんと先まで進んでしまった。
解らないところはまとめてある。
いつも通りにTシャツとジャージのハーフパンツで待つことにした。
【結奈さん…勉強しながら触ってくれるのかな…】
この3日間、オナニーしていなかった。
生理的には間違いなく溜まってると思う。
時計を見るともう少しで18時だ。 階下で母に声をかける叔母の声が聞こえてきた。
「姉さん…上がるよ……」
いつものようにリビングから顔を出すと姉は夕食の支度をキッチンでしていた。
今日のメニューがカレーというのは玄関に入ったところで解っていたが、なにやら鍋を木ベラでかき混ぜている。
「いらっしゃい…今夜はカレードリアよ…」
「へぇ、美味しそう…暑いけど……陽翔は上だよね…じゃ、ちょっといってくる……」
挨拶を済ませて二階へと上がっていく。
いつも通りにすればいい。
今日をいつものように過ごすことができればきっと大丈夫…そう思いながらドアをノックした。
「陽翔…入るよ……」
「う、うん…いらっしゃい…」
【ん?…なんかテンション低い?……】
久しぶりなのだ、いきなり抱きついてきたりするのかと思っていたがそうでもないらしい。
「お義兄さんは元気だった?……」
「ぁぁ…うん、結奈さんにお礼を言ってたよ…これからもよろしくって…」
「そっか、そっか…じゃ、期待に応えないとね……しよっか、勉強……」
叔母はいつも通りだ。
【僕はどうなんだ?…】
普段通りにできているのだろうか、自信を持てないでいた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


