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あれはぼくが21歳の時
第1章 電器店のアルバイト
ぼくの口の中を沙織さんの舌が動く。

吸ってくる。
ああ、気持ちいい。
脳みそがとろけるようだ。

なんて、気持ちがいいキスなんだ。

沙織さんの柔らかい舌が、ぼくの口の隅々まで探ってくる。

舌を丸めたり、舌を伸ばして強く押したり、
その快感を求めるようなキスに、ぼくはすっかり圧倒された。

ディープキスって、このことを言うんだ。
気持ちいい。

酔いしれた気分で、ぼくは沙織さんの唇を味わっていた。

沙織さんの右手が、ぼくの股間を探ってきた。

ぼくは、なぜかまだ下着をはいていた。
ブリーフの上から、さすってくる。

もう、カチカチに勃起していた。

キスをしながら、ぼくの口を吸いながら、沙織さんの手はぼくの股間を上下にさする。

沙織さんは、キスをやめて、ぼくの耳元でささやいた。
熱い吐息とともに、

「すごい、もう…」

ぼくの、モノのことを言っているのだ。

ぼくは押し倒された。

上から沙織さんが、ぼくの体に乗ってくる。
沙織さんの乳房が押しつぶされて、ぼくの胸に当たる。
先の乳首が硬くなっているのが分かった。
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