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火照りが引かないあなたに
第7章 濡れた沈黙
ホテルの一室。雨に濡れたままの彼女が、何も言わずに俺の前に立っていた。
濡れた髪が頬に張りつき、シャツの下に透ける肌が、呼吸を早くさせる。

「言い訳なんて、いらないでしょ?」

低い声でそう言うと、彼女は濡れたシャツをゆっくり脱ぎ捨てた。
薄桃色のブラが肌に張りつき、冷えた体の輪郭をくっきり浮かび上がらせている。

「触れて。ずっと、待ってた」

濡れた指が俺の頬を撫で、胸元へ滑っていく。
ボタンをひとつずつ、歯で噛むように外していく彼女の仕草に、喉が鳴った。

押し倒すと、彼女は背を反らし、湿った吐息を漏らす。
シャワーも浴びていない生々しい匂いが、逆に昂ぶりを増していく。
湿った肌がぶつかり合うたび、水音のような音が響く。

「…全部、奥までちょうだい」

言葉の端が震える。だが、それは拒絶ではない。
彼女の脚が俺の背に絡みつき、抜け出せなくなる。
腰を深く打ちつけるたび、濡れた奥がひくついて、喘ぎと甘い啼き声が交錯する。

—もっと、欲しい。もっと乱れてほしい。

彼女の唇を奪いながら、何度も奥を突いた。
そのたびに揺れる乳房と、快感に染まる瞳。
もはや会話はない。ただ、身体が求めあい、交じり合う。

やがて、絶頂がふたりを包み、沈黙の中に残されたのは、汗と吐息の熱だけだった。

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