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火照るあなたの横にある小説
第1章 明かりのむこうに
ベッドの中、ふたりの肌が絡まり合う。
鼓動と吐息の合間に、いくつもの言葉にならない愛がこぼれた。
灯の舌が、胸の尖りをゆっくりと舐めると、澪は声を押し殺して背を反らせた。
指先は濡れた花びらをなぞり、澪の奥を確かめるように動いていく。
「好き…あなたに触れていると、世界が静かになる」
灯は囁きながら、澪の身体を抱きしめていた。
その奥に響く声と熱に、澪は何度も高みを越え、
灯の名前だけを、最後まで呼び続けていた。