この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰にも言えない、紗也香先生
第4章 彼の初めての「答え」
月明かりが、カーテンの隙間から静かに差し込む。
白く淡い光が、二人の影を優しく浮かび上がらせる。
私はテーブルに手をつき、息を整える間もなく、背中から伝わる彼の想いに身を預けていた。
そのリズムは、言葉よりも確かに、私の奥に彼の気持ちを伝えてくる。
「…外に…」
掠れた声で、恥ずかしさと甘さが混じった言葉が唇をこぼれる。
その瞬間、彼の動きが止まり、ふっと短い息が私の肩に触れた。
ぬくもりが、私の背に広がっていく。
それは初めての、彼の「答え」だった。
静寂の中で、私の身体も同じ波に包まれ、全てが解けていく感覚に目を閉じる。
テーブルに掴んでいた手がわずかに震え、膝が抜けるように、そのまま床に崩れ落ちた。
ただ、息が絡まり合い、
時間が止まったような、二人だけの世界がそこにあった。
白く淡い光が、二人の影を優しく浮かび上がらせる。
私はテーブルに手をつき、息を整える間もなく、背中から伝わる彼の想いに身を預けていた。
そのリズムは、言葉よりも確かに、私の奥に彼の気持ちを伝えてくる。
「…外に…」
掠れた声で、恥ずかしさと甘さが混じった言葉が唇をこぼれる。
その瞬間、彼の動きが止まり、ふっと短い息が私の肩に触れた。
ぬくもりが、私の背に広がっていく。
それは初めての、彼の「答え」だった。
静寂の中で、私の身体も同じ波に包まれ、全てが解けていく感覚に目を閉じる。
テーブルに掴んでいた手がわずかに震え、膝が抜けるように、そのまま床に崩れ落ちた。
ただ、息が絡まり合い、
時間が止まったような、二人だけの世界がそこにあった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


