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微熱に疼く慕情
第12章 【盲目的な愛が辿る一途】





舌がもう挿入ってきた……早いよ
焦らしてくれないの?
我慢出来なくなっちゃった?
皮剥けてるでしょ?
勃起したクリトリス、あなたも好きだよね?



下唇甘噛みして、クンニする後頭部を押さえ込む
腰しゃくり上げて絶頂するから、その瞬間は見逃さないで



「はぁん…好き、最高に気持ち良いよ、もっと来て、あぁっ……そう、それ良い、んんっ……イキそう、あぁっ…イク、ダメ、イクっ……イクイク…イクっ」



絶頂してもやめないで
教えたでしょ?
手マンクンニを続けなさい
クリトリスを刺激し続けて吹かせるの



「んんっー、ダメ、イったばっかだから、あぁっ…ダメ、またイっちゃう、ダメ、出ちゃう出ちゃう…っ」



ぶしゃあ……ぶしゃあ……っ



ゴムを着けたギンギンのおちんちんが容赦なく奥へと打ちつけてくる
のたうち回るのはそこから
脳がバグるの
イキ過ぎておかしくなりそうになる
連続絶頂を与えられた身体は余すことなく体液を撒き散らし、深い快楽へと堕ちていく



「ハァハァ、一華、好きだ、俺の事もっと見て、俺の事だけを考えて…っ」


「んんっ……私もっ……大好き…だよ…あぁっ…!」



私がご奉仕する側だったのに逆になっちゃったね
濃いセックスの後、スヤスヤ眠る横顔を見て
何とも言えない気持ちになった



このまま、続けてて良いんだろうか
薬指の仮約束をそっと外す
リングケースに入れて引き出しに仕舞った
割と冷静で、疲れもない
普通に動けてる
1人でシャワーも浴びて、
1人だと快適だったベッドが少し狭いなと感じる



好きで付き合った
この人だけは許す形になって
今までどうにかして繋ぎ止めてきた
でももうそろそろそれも潮時なのかな
わかんない
わかんないけど、このままじゃいけないような気もしてる



動き出すのを待ってるだけじゃダメなんだろうな





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