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女旅芸人衆の淫ら旅
第1章 第一章 医は妊術なり
「もう少し長い方がいいですけど、
まあ、それでも間に合うでしょう」
痛む箇所に添え木を充てて、その上から包帯でギチギチに縛り上げた。
「そのままで半月もすれば痛みもなくなるし完治するでしょう」
「おお!まことに!いくらか痛みも治まった!」
「木刀と言えども舐めてかかると大ケガをしますからね
これからは稽古をする時は防具を着用することですね」
「うむ、かたじけない。
よしっ!一座の者は通ってよい!!」
関所を通り抜けると、良案はフーッとため息を着いた。
「あんた見直したよ、ほんとに医者だったんだね」
一座の座長である年増のおなごが、初めて笑顔を良案に投げ掛けた。
濃い化粧をしているものの、その笑顔は屈託もなく妙に可愛いと思わずにはいられなかった。
「お願いがあります、手形がなければ諸国を回れないのであれば、ぜひ私たち二人を旅の供にしてくださいませんか?」
「それはこちらからお願いしたいところだよ
一座のこの娘たちの体の手当てをお願いするということで手を打たないかい?」
こうして良案とお瞭の二人は旅芸人の一座に潜り込んで諸国を旅することになった。

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